薩摩いろは歌(島津日新公いろは歌)のせ
善に移り過れるをば改めよ義不義は生まれつかぬものなり
「悪の道ではなく、善の道を進み、これまでの過ちを認め、改心せよ。義不義は生まれつきのものではない。」
もし、自分が悪いことをしたと思ったら、直ちに過ちを改心し、善い行いをするように努めるべきです。
義不義というのは、生まれつきのものではなく、その人の心の持ち様でどちらにもなるのです。
どんなに悪いことをしてきた人でも、心から反省し、自分の行動を悔い改めようとする人は、やり直しがきくと思います。
その一方、自分はどうしようもない人間なので、悪いことを続けていくのだと、あきらめたような人には、良いことは何も起こりません。
人は、心の持ち様で如何様にも変わることが出来るのです。
心の底から思ったことは必ず実現可能です。
私は、もし実現できないのなら、それは自分の思いが足りないか、努力が足りないためだと考えるようにしています。
人は弱いもので、自分の中で一生懸命努力した思いがあるのに、実現できないと、これはできないことなのだとあきらめてしまいがちです。
しかし、世の中の大事を為した人たちの話を聞くと、どんな苦境に立たされようが、あきらめずに努力し続けた人が大事を為したのだと感じます。
真の苦境に立たされた時にこそ、自分の考え方が今後の人生に大きく影響を与えることを意識して、頑張っていきたいものです。