薩摩いろは歌(島津日新公いろは歌)のへ
下手ぞとて我とゆるすな稽古だにつもればちりも山とことの葉
「下手だからといって、努力することを怠ってはいけない。稽古を積めば誰でも上達する。ちりも積もれば山となるということわざもあるではないか。」
とかく人は苦手なものから逃げ出したいと思ってしまいます。
しかし、苦手だからといって、努力を怠ってしまえば、絶対に上達はしません。
日々稽古をすれば、少しずつでも上達していくのです。
そして、いつかはちりが積もって山となるように、その道の達人になれるのです。
千里の道も一歩からとも言います。
千里先のことを思うと気が遠くなる時もあります。
しかし、遠い目標に向かって、目の前の一歩一歩を進んでいくと、知らぬ間に遠くまで歩いている自分に気づきます。
目標に向かって、一心不乱に前を向いているときは気付かないのですが、ある日後ろを振り返ると途轍も長い距離を歩いてきた自分に気づくことがあります。
これからも、新しいことにチャレンジして、努力を積み重ね、いつかは大きな山を築きたいとものです。