薩摩いろは歌(島津日新公いろは歌)のよ
善きあしき人の上にて身を磨け友はかがみとなるものぞかし
「周りの行いの善い人、悪い人を見て、自分の徳を磨きなさい。友は自分の行いの鏡となる。」
とかく人間は自分の行いの善し悪しはわかりにくいものであります。
しかし、一方で他人の行いの善し悪しには敏感に反応します。
自分の友人の行いの善し悪しを参考に、自分の行いを見直しなさいとの教えです。
まさに他人の振り見て我が振り直せです。
周りの人の悪い振る舞いには、すぐに気付き、腹を立て易いですが、自分が似たような振る舞いをしていることには、なかなか気付かないものです。
周りの不快な振る舞いを見たときには、腹を立てる前に、自分の行動を見直す習慣を作りたいと思います。
逆に、周りの善い行いに感心することはあっても、それを実行するに至らないことも多いと思います。
善い行いをみたら、それを参考に、自分自身でも実行するように心掛けたいものです。