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薩摩いろは歌(島津日新公いろは歌)のあ

薩摩いろは歌 島津日新公いろは歌 あの石碑

あきらけき目も呉竹のこの世より迷はばいかに後のやみぢは

「明るく見通しのきくこの世で迷っていたら、死後の暗闇ではどうなることか」

煩悩の多いこの世では、迷い苦しむこともあるでしょう。

しかし、来世は暗闇で、先の見通しは全く利かず、もっと迷い苦しむことになるかもしれません。

人は、生前から仏教に励み、悟りを開く努力をした方が良いという、仏教上の教えに沿った戒めです。

暗闇で一寸先もわからないようなところで、迷わず自分の道を進むことが出来るように、生前から訓練していれば、日の光がいっぱいで、先を見通すことのできる現世で迷い苦しむことはなくなるといえます。

人は常に将来に備えて、日々精進することが大事です。

逆にいうと、日々精進し、将来に備えておけば、何か大事があっても慌てることなく、冷静に対処できるようになるといえます。

目先のことばかりで判断するのではなく、将来を見据えて、日々精進していきたいものです。