薩摩いろは歌(島津日新公いろは歌)のき
聞くことも又見ることも心がら皆まよひなりみな悟りなり
「聞くもの、見るもの全て、心の持ち様で変わる。場合によっては迷いになるし、場合によっては悟りにもなる。」
人は心の持ち方次第で、耳で聞こえるものや目で見えるものの受け取りが大きく変わってきます。
心の持ち方次第では、聞いたことや見たものが迷いの種になる場合もあれば、悟りを開いたように、目の前が明るくなる場合もあります。
常に問題意識を持って、目の前の出来事を注意深く見ている人は、見聞きしたことが悟りのもとになるでしょうし、漠然と生きている人にとっては、見聞きしたことが迷いの種になるでしょう。
はじめは、常に問題意識をもって生活することが苦と感じるでしょう。
心の休まる暇がないと感じるでしょう。
しかし、これは習慣化されると苦にもならず、自然とできるようになるものです。
常に問題意識をもって生活できるようになれば、毎日が新しい発見との出会いになり、人生が豊かになります。
常日頃から、問題意識を持って、新たな発見と出会えるように心掛けていきたいものです。